平成17年度卒業式・修了式答辞
 本日は、私たち卒業生のために、盛大な式典を挙げていただき、まことにありがとうございます。また、学長先生をはじめ、諸先生方、ならびにご来賓の皆様方に、ご臨席賜りましたことを、卒業生を代表いたしまして、心より御礼申し上げます。
 この会場で入学式を迎えた日から4年が経ちます。入学当時は、学生生活に大きな期待をしていたものの、まだ将来像はあいまいなものでした。 しかし、学生生活を経て、自分の歩む道を決断し、将来への希望を胸に、卒業の日を迎えることができました。
 講義や部活動、専門分野の研究を通じ、様々な考え方をもつ人と出会い、視野を広げることができました。また、4年間で、教わった事をきっかけにして自ら学んでいく姿勢を身につける事ができました。
 東京農工大学は、小規模な大学で、先生や先輩との距離が近く、きめ細やかな指導を受けることができました。勉学を深めることで、人間性も深め、私たちは成長することができました。これは、様々な人との出会いがあったお陰です。
 今日は、そんな私たちを成長させてくれた多くの人と別れ、新しい生活が始まる節目の日です。新生活への希望はもっておりますが、これから私たちの進んでいく道は、平坦なものではないでしょう。また、これまでご指導下さった先生方や支えてくれた友人はおらず、不安もあります。
 しかし、学生時代に経験してきたことを支えに、自らの道を責任を持って歩んでいきます。そして、東京農工大学で出会った人が私に与えてくれたものを、いつの日か社会にお返しできるよう、精進してまいります。

 最後になりましたが、今日までご指導下さいました先生方、学生生活を支えて下さった職員の皆様、私を支えてくれた友人、先輩、後輩に深く感謝いたします。
 本日はまことにありがとうございました。
 皆様方のさらなるご活躍をお祈り申し上げ、感謝の気持ちを込めて、答辞とさせていただきます。

 
  平成18年3月24日
  東京農工大学農学部生物生産学科 4年
山口 靜香
 


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