理念

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学長メッセージ

現在、地球は様々な問題を抱えています。食糧、水資源、環境、人口、感染症対策など、重大な課題を解決し、持続的発展可能な社会を実現するためには、私達研究者の果たす役割は大きいと信じています

特に、高度に専門性を高めた博士人材は、当該分野における先端科学の先導的推進を担う上で大きな役割を果たすことが期待されます。しかし、社会的に大きなインパクトを与えるイノベーションの創出には、大学で研究を行う研究者の力のみならず、企業、国、自治体等公的機関との積極的な連携が求められるものです。

本学は早くから産学連携の重要性に注目して力を入れてきました。それは研究のみではなく、教育・人材育成についても同様です。その取組のひとつとして文部科学省「イノベーション創出若手研究人材養成」プログラムに本学提案の「アグロイノベーション研究高度人材育成事業」が採択され、その事業を推進する中心母体としての「アグロイノベーション高度人材養成センター」が設置され4年目を迎えます。本事業では、企業等の協力をいただきながら、博士学生や若手研究者を対象にイノベーション人材として活躍するための養成プログラムを実施してきました。すでにその成果は表れ始めており、長期研修を通じて、企業等で活躍する博士の輩出につながっています。


博士学生や若手研究者のみなさんは、研究者として博士課程で培った能力を社会で活かすことのできるイノベーション創出人材となるために、積極的に東京農工大学アグロイノベーション高度人材養成センターを活用していただきたいと思います。

センター長メッセージ

現在、博士課程修了者等の高度な専門性を有する人材に対して、産業界をはじめとする社会的ニーズが必ずしも十分な状況ではありません。
この要因としては、博士課程修了者の多くが専門分野の深い知識を有する一方で、創造性、課題設定能力、国際性といった素養が十分でない等の理由により産業界からの期待にうまく適合していないことが挙げられており、基盤研究を指向した学術研究者に限らない幅広い分野における社会的活動を先導できる優れた人材の育成が、これからの大学院博士課程教育に求められている極めて重要な命題となっています。
また、意欲、能力の高い博士課程の学生や若手の研究者が実社会との接点を持つ機会を積極的に創出・サポートし、有望な人材の活用について社会的な認識を広めることも大学の取り組みとして重要な課題です。

イノベーションの創出には、先端的、独創的な研究推進能力だけでは不十分であり、現実社会の諸問題やニーズから、新たな発想と実現力を伴う高度な能力が必要となります。
これらの能力に富んだ農学発のイノベーション人材を養成するため、アグロイノベーション高度人材養成センターが設置されました。
この事業を通して、社会・国民に支持され成果を還元する科学技術を育む機関としての大学のモデルケースを示せるようセンター教職員一同邁進する所存です。
つきましては、関係機関、企業の皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げますと共に、博士課程の学生、若手研究者の皆さんには積極的に事業に参加し有効活用していただきたいと思います。