アドミッション・ポリシー

風景

現在、人類は地球環境の破壊、人口の急増、資源の枯渇などのかつてないほどの危機に直面している。地球上の生物が共存できる環境の維持、安全な食料の確保、 暮らしを支える資源の確保、健康な生活の維持は、われわれの「いのちと暮らし」を支えるために必要不可欠である。農学はまさに「いのちと暮らし」の総合科学といわれるように、 これらの問題解決に繋がる重要な学問分野として位置づけられている。21世紀はまさに農学の時代といっても過言ではない。

農学が人類の生存と福祉に、これまで以上に貢献するためには、高度の研究・分析能力を備えた人材の育成が不可欠である。このような社会要請を受け、本研究科では、茨城大学、宇都宮大学、 東京農工大学の農学研究科および農学府での教育を基盤として、日本およびアジアでの中核的な博士課程大学院としての発展を目指し、広い視野、高度な専門知識、理解力、洞察力、実践力を獲得できる創造的で機能性に富んだ教育を追求し、総合的判断力を備え、国際社会に貢献できる高度専門職業人や研究者を養成することを目標としている。

本研究科が求める入学者は、国内外を問わず、農学と関連する分野の専門知識や技術を持った学生あるいは社会で活躍中の研究者・技術者で、入学後に携わる研究領域に強い関心と意欲を持っていることが必要である。