生命工学科は、平成7年度に、新設されました。
近年、「生命工学」の発展は目覚ましく、医療、食料などの身近なところから、
化学工業、情報産業、環境問題に至まで、きわめて広範な分野でその成果が
生かされています。多彩な環境領域と接している「生命工学」は
それぞれの分野でより一層高度な展開が要求されています。
一方、今日、人類は多くの重大な問題に直面していますが、生命に直接関わる 病気や飢えの問題から、環境、エネルギーの問題に至まで、その全てが 「生命工学」の課題といっても過言ではないでしょう。そのため、 これらの課題に積極・果敢にチャレンジし、成果をあげるべく指導的役割を 果たせる人材が社会的に広く求められるようになっています。 産業界でも、「生命工学」は次世代の産業の柱の一つとして位置づけるべきだ、 との認識が高まっています。工学部に生命工学関連の教育研究を 中心に専門基礎研究を行うための「生命工学科」が新設されたのは、このような 社会の要望が背景になっています。
最先端の生命工学研究開発を目指しています。
生命工学科では社会および産業界の要請を背景に、近年発展の著しい
生物化学ならびに分子生物学を基軸として、基本科目から専門科目までを
一貫した独自のカリキュラムによって教育し、複雑かつ高度な
生体機能を体系的に理解し、工学的に応用できる人材を要請することを
目的としています。
その教育研究内容から、生命工学科は、2講座、10研究分野から
構成されています。
生体機能工学講座は生物機能工学、生体情報解析工学、生体物性学、
細胞分子工学、生体電子工学の5分野から、
応用生物工学講座は生物化学、生物物理化学、蛋白質化学、生物有機化学
海洋生物工学の5分野からなり、それぞれの分野で斬新かつ
独創的な生命工学関連の教育研究を行っている第一線で活躍している
教官スタッフから構成されています。
生命工学科の卒業生は時代の先端を進んでいます。
生命工学科の前身である物質生物工学科生物応用化学コースの卒業生は
生命工学に習熟した人材として、きわめて高い評価を得て、様々な
企業で活躍するとともに、卒業生の約半数は大学院に進学してきました。
今日の産業界の要望を背景に、生命工学科の卒業生は製造業を中心として
化学系、繊維系の企業はもとより、近年生命工学関連の事業に力を注いでいる
電気・電子機器、医療品製造、食品、ならびに生命工学支援産業での
活躍が期待されています。
また、大学院(博士前・後期課程)へ進学し、次世代の
オピニオンリーダーとして、さらに学究を究める道も開かれています。
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