東京農工大学

工学研究院 小原祐樹助教・三沢和彦教授らの論文が、『Structural Dynamics』誌の「Most cited articles」に選ばれました

工学研究院先端物理工学部門 小原祐樹助教三沢和彦教授らの論文が、米国物理学協会(American Institute of Physics)刊行の論文誌『Structural Dynamics』の2015-2016年における「Most cited articles」に選ばれました。
これは、同誌掲載の論文の中で、被引用数上位10本であることを示しており、本研究が注目されたことがわかります。

 <論文について>

タイトル
Ultraviolet photochemical reaction of [Fe(III)(C2O4)3]3− in aqueous solutions studied by femtosecond time-resolved X-ray absorption spectroscopy using an X-ray free electron laser

概要
X線自由電子レーザーSACLAおよびそれと同期した紫外線パルスレーザーを用いて、シュウ酸鉄(III)三水和物水溶液について時間分解X線吸収分光を行った。波長268nmのフェムト秒パルスを用いて、配位子から中心金属へ電荷移動した励起状態を生成し、鉄原子のK殻吸収端付近におけるX線吸収スペクトルの時間発展をフェムト秒X線パルスで観察した。 その結果、光励起により鉄原子がFe(III)からFe(II)に直ちに還元された後、140フェムト秒でFe(II)からCO2が解離し、引き続き3ピコ秒でCO2 が解離して [Fe(II)(C2O4)2]2−が生成される過程を明らかにした。 なお、本研究は、京都大学理学研究科化学専攻の鈴木俊法教授、理化学研究所放射光科学総合研究センターの矢橋牧名グループディレクターらと共同で、文部科学省X線自由電子レーザー重点戦略課題「溶液化学のXFEL時間分解分光の開拓(研究代表者: 鈴木俊法)」の支援を得て実施された。

  掲載
Structural Dynamics 2, 034901 (2015)
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