本学がJICA草の根技術協力事業で着手したトメアスー産カカオの産地認証がブラジル知的財産庁から認可されました

2019年2月12日

 本学が国際協力機構(JICA)と2011~16年に実施した草の根技術協力事業「ブラジルアマゾンの農村所得向上と環境保全修復のための日系『遷移型アグロフォレストリー』普及認証計画」で着手した、トメアスー産カカオの産地認証(Indicação de Procedência “Tomé-Açu” para o Produto Cacau)が、2019年1月29日ブラジル知的財産庁(INPI)から認可されました。
 ブラジル北部パラー州のトメアスー市では1929年、日本人移民を大量に受け入れるカカオ産地を形成するため、アマゾン熱帯雨林の開拓が始まりました。草創期の貧困と熱帯病流行、第二次世界大戦時の強制収容、コショウ立枯病の蔓延等の度重なる危機の後、入植40年を経てアグロフォレストリー(※)によるカカオ栽培が本格化し、現地の農民に普及し、90年にしてブラジル政府より名産地として公認されました。昨年4月に認可されたバイア州南部に次ぐ、ブラジル国内で2番目のカカオ産地認証です。
 今後、アマゾンの自然環境に適した持続的な栽培方法による高品質のカカオ豆が、より高い付加価値を獲得して地域開発に貢献するものと期待されます。

(※)アグロフォレストリー:農業「アグリカルチャー」と林業「フォレストリー」の合成語で、樹木と一・多年生作物、時に動物をも時空間的に組み合わせて生産する農林複合経営のこと。環境にやさしく安定した農村雇用を創り出す方法として、世界でも注目されつつある。

産地認証マーク
トメアスーのアグロフォレストリーによるカカオ栽培(下層木)

◆本件に関する問い合わせ◆ 
東京農工大学大学院農学研究院 国際環境農学部門 教授
山田祐彰
E-mail:masaakiy(ここに@を入れてください)cc.tuat.ac.jp

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