工学府応用化学専攻1年の矢口敦也さんが第71回高分子討論会「高分子学会広報委員会パブリシティ賞」を受賞

2022年9月20日

工学府応用化学専攻1年の矢口敦也さんが、2022年8月17日に第71回高分子討論会「高分子学会 広報委員会パブリシティ賞」を受賞しました。

 

■受賞名

「高分子学会 広報委員会パブリシティ賞」

■受賞者

矢口 敦也(やぐち あつや)さん

工学府・博士後期課程 応用化学専攻1年

静岡県立富士高等学校2015年度卒業

指導教員:グローバルイノベーション研究院  村岡貴博 教授

 ■受賞概要

●テーマ:「組木型パッキングを構成する両親媒性ペプチドのゲル特性、精密構造解析と脳梗塞治療応用 (プレスリリース: 手遅れなんて言わせない!脳梗塞を治療するペプチドゲルの開発)」

●内 容:本研究では、タンパク質を緩やかに放出する機能を持つペプチドゲルを開発し、これを用いることにより、発症から一週間経過し病状が進行した亜急性期脳梗塞にも効果があることを見出しました。薬効を持つタンパク質を取り込ませたペプチドゲルを、発症一週間後の脳梗塞モデルマウスの脳に投与すると、一週間かけてゆっくりと有効成分が放出されることによりマウスの歩行機能の著しい回復が確認されました。発症から一週間経過した脳梗塞を治療する方法は、未だ確立されていません。病状が進行した脳梗塞に対して、一度の投与で治療効果を示す本手法は、脳梗塞の新しい治療法として期待されます。   

●受賞日:2022年8月17日

●参加学会等:公益社団法人 高分子学会 第71回高分子討論会

https://main.spsj.or.jp/koho/koho_top.php(受賞ページ)

https://www.spsj.or.jp/(学会ページ)

 

 

 

 

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•東京農工大学工学部

•東京農工大学大学院工学府

•矢口敦也さんを指導する村岡貴博教授 研究者プロフィール  研究室WEBサイト

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