グローバルな視点から食と環境の明日をひらく
連合農学研究科は茨城大学大学院農学研究科、宇都宮大学大学院
農学研究科及び東京農工大学大学院農学研究科の修士課程の講座と
附属施設を母体として編成され、各大学の農学研究科と密接な連携
のもとに運営されている「後期3年のみの博士課程」の独立研究科
です。
連合農学研究科は、生物生産学、生物工学、資源・環境字の3
専攻、9連合講座がおかれ、一大字のみでは期待し難い分野を相互に補い
つつ、生物資源・生物機能の活用と生物素材の保蔵等にかかわ
る生物利用科学の深化・発展に資するとともに、それを応用した生物
利用科学に関する高度の専門的能カと豊かな学識をそなえた研究者
を養成し、人類の生活向上のために必須の生物資源開発関連科学の
大部分を占める農学の発展のために資することは勿論、斯学の進歩
と生物関連産業の諸分野の発展に寄与することを目的としています。
本研究科は単位制の授業は行わず、研究指導のみを行います。学
生は、主指導教宮の所属する大学に配置され、専ら主指導教官のも
とで、博士課程の研究指導を受けますが、随時、他大学に所属する
副指導教官のもとでの指導も受けることができます。
生物生産学専攻 植物生産学連合講座
植物生産の基本は、合目的に改良された植物の生理生態形態的性質
を認識し、環境時に土壌環境を改善制御しつつ、その植物の遺伝
的潜在能カを最大限に発揮させることにあります。本講座において
は、植物生産の各分野について深化した教育と研究を行うと同時に、
立地条件の異なる地域との対比も考慮しつつ、植物生産にかかわる
学理をアグロノミーの見地から総合化し、技術化することを目的と
した教育と研究を行います。
生物生産学専攻 植物保護学連合講座
植物生産の基本的分野である病害虫・雑草防除に関する学理的・
技術的諸問題を、従来のように対象作物ごとに捉えるのではなく、
1年生作物から樹木に至る広範囲にわたる共通問題として捉え、病
原微生物、害虫、雑草、農薬などに関する基礎研究並びにその特性
に応じ防除技術の開発に関する教育と研究を総合的に行います。
生物生産学専攻 動物生産学連合講座
家畜・家禽・家蚕・その他の有用昆虫の持つ機能を効率的に利用
する上で必要な学理並びに技術的問題の解明を目的とし、これらの
遺伝・育種・生殖・発生・形態・生態・行動・栄養・生理・病理・
衛生・飼育管理などに関する基礎的・応用的科学について、高度か
つ広域の視野に立った教育と研究を行います。
生物生産学専攻 農林経営・経済学連合講座
生物生産を担う経営主体の性格、生産物の利用関係を規定する社会経済的条件を
究明して、農林業の産業としての発展に資することを目的とし、生物生産が効率的
に行われるための経営組織のありかた、生産物が適正に利用されるための所有
・分配・流通のありかたについての教育と研究を行います。
生物生産学専攻 農業工学連合講座
主として物理・工学的な考え方、手法で農業の生産性と農村生活環境の向上に資することを目的とし、農業生産の基礎である土地の整備、改良を図るための工学的学理と技術的諸問題について総合的な教育と研究を行います。
生物工学専攻 応用生物化学連合講座
地球上に生息する動物、植物、微生物など多様な生物の生命現象を科学的に解析し、
その仕組みを生物生産並びに生物関連産業に応用することを目的とし、食糧の生産と保蔵の化学、遺伝子の生化学、天然物、ファインケミカルス、エネルギー等の化学など広範な分野にまたがる問題について、主として分子レベルでの教育と研究を行います。
生物工学専攻 資源利用学連合講座
生物資源の特性を物理学、化学、生物学に究明し、その有効かつ効率的な利用・加工をはかることを目的とし、主として農・林・畜産物を対象としてその構造、物性、反応の科学並びに利用技術を含めた総合的な教育と研究を行います。
資源・環境学専攻 森林・木材学連合講座
広汎な基礎学に基づいた森林・木材の科学的解明とともに、森林造成・育成の合目的的な施業、森林資源及びその生産と環境保全にかかわる政策、森林生産の保続にかかる計画、森林資源量の測定、推計、森林作業用機械と林道の設計及び作業管理、木材の組織構造とその形成、本材・本質材料の物性、本材の機械的・物理的加工などに関する学理と技術について総合的な教育と研究を行います。
資源・環境学専攻 環境学連合講座
地圏・水圏・気圏における環境の保全と利用及び修復の方途を攻究し、併せて森林の環境浄化に果す役割、並びに防災的機能についても明らかにします。また、野生動植物の生活様式を解明し、それらの絶滅を防く手段を開発します。更に農作物の栽培環境を積極的に制御造成する技術を開発します。以上の課題をはじめ、広く環境保全にかかわる諸問題についての教育と研究を行います。
修了者
150名の修了者は、食と環境にかかわる研究・技術開発に従事しており、国際的
にも活躍しています。